臨床検査技師の履歴書の書き方|基本を押さえればそれで大丈夫!

臨床検査技師の履歴書の書き方|基本を押さえればそれで大丈夫!

「履歴書って、正直どこまで気にすべきかわからない」

職務経歴書は何度も書き直したけれど、履歴書はなんとなく後回しにしている。

形式的な書類だからこそ、逆に不安になる。

写真の服装、手書きかパソコンか、志望動機はどこまで書くべきか。

自由度が低い分、正解がわからなくて手が止まってしまう。

そんな状態になっている人は、少なくありません。

この記事では、履歴書の役割を整理しながら、

「これで失礼じゃないかな…」

と気になりやすいポイントを、確認していきます。

目次

履歴書の役割は「評価」よりも「確認」

応募書類には履歴書と職務経歴書が必要となります。

なぜ履歴書が必要なのか

履歴書と職務経歴書は、どちらも選考書類ですが、採用側が見ているポイントは大きく異なります。

職務経歴書

あなたの経験やスキル、仕事への向き合い方を評価するための書類です。

どんな現場でどんな業務をしてきたのか、どんな工夫をしたのか、どんな強みがあるのか。

ここで採用側は「この人と働きたいか」を判断します。

履歴書

基本情報を整理して確認するための書類です。

学歴、職歴、免許・資格、連絡先。

これらが正確に記載されているか、形式的に失礼がないか。

それを確認するのが主な役割です。

つまり、履歴書は「この人を採用したい」と判断するための書類ではなく、

「学歴・職歴に空白期間や矛盾はないか」

「必要な免許は持っているか」

「いつから勤務できるか」

といった確認事項をチェックするための書類なのです。

職務経歴書との役割分担

採用担当者は、まず履歴書で基本情報を確認し、職務経歴書で具体的な経験や人柄を読み取ります。

・履歴書:基本情報・人となり・安心感
・職務経歴書:経験・強み・ストーリー

「履歴書だけで差をつける」ことは、ほとんどありません。

逆に言えば、履歴書で落とされるのは、基本的なマナーや形式に大きなミスがあった場合です。

採用側が履歴書で見ているポイント

採用側が履歴書で確認しているのは、主に以下の3つです。

・正確さ:学歴・職歴・免許に誤りがないか
・丁寧さ:誤字脱字がないか、雑な印象がないか
・違和感のなさ:職務経歴書との内容にズレがないか

履歴書は「完璧に仕上げなければならない書類」ではなく、「基本を押さえれば十分な書類」です。

臨床検査技師の履歴書|まず押さえたい基本ルール

履歴書を書く前に、迷いやすい基本的なポイントを整理しておきましょう。

手書き?パソコン?どちらが無難?

結論から言えば、パソコン作成でまったく問題ありません。

以前は「履歴書は手書きが丁寧」という風潮もありましたが、現在は医療機関でもパソコン作成が一般的です。

特に臨床検査技師の場合、病院やクリニック、検査センターといった現場では、手書きかどうかを気にする採用担当者はほとんどいません。

ただし、以下のような場合は手書きが無難なケースもあります。

・応募先から「手書き指定」がある場合

・年配の採用担当者が多い小規模クリニックなど

指定がなければ、パソコンで作成した方が読みやすく、修正もしやすいため、効率的です。

用紙サイズ・フォーマットの考え方

履歴書の用紙サイズは、A4(見開きA3)またはB5(見開きB4)が一般的です

どちらでも問題ありませんが、職務経歴書と揃えるならA4が無難です。

フォーマットは、文房具店やコンビニで売られている市販のものでも、インターネットでダウンロードできるものでも構いません。

注意したいのは、不要な項目が多いフォーマットを選ばないことです。

たとえば、「趣味・特技」「好きな学科」といった項目が多いフォーマットは、新卒向けの印象が強くなります。

転職活動では、シンプルで実務的なフォーマットを選びましょう。

写真で気をつけたいポイント(清潔感・印象)

履歴書の写真は、「清潔感」と「安心感」が大切です。

・服装:スーツまたはジャケット着用が無難
・背景:無地(白・ブルー・グレー)
・表情:自然な表情で、口角を少し上げる程度
・撮影時期:3ヶ月以内が目安

スピード写真で十分です。

私自身、転職活動ではスピード写真しか使ったことがありませんが、問題になったことは一度もありません。

撮影前に鏡で髪や服装を確認し、背景が無地(白・ブルー・グレー)のものを選びましょう。

表情は自然に、口角を少し上げる程度で大丈夫です。

写真の裏には、万が一剥がれた場合に備えて、氏名を記入しておくといいかも。

項目別|迷いやすいところを整理

履歴書の各項目について、「これで合っているのかな?」と迷いやすいポイントを確認していきましょう。

学歴・職歴の書き方:省略していい?

学歴は、高校卒業から記載するのが一般的です。

【記入例】
令和○年 3月  ○○高等学校 卒業
令和○年 4月  ○○大学 医療技術学部 臨床検査学科 入学
令和○年 3月  ○○大学 医療技術学部 臨床検査学科 卒業

専門学校卒業の場合も同様に記載します。

学科名まで正確に書きましょう。

職歴は、すべての勤務先を記載します。

短期間の勤務でも省略せず、正直に書くことが大切です。

【記入例】
令和○年 4月  医療法人○○会 ○○病院 入職
検査部 配属
令和○年 3月  一身上の都合により退職

退職理由は「一身上の都合により退職」と記載するのが一般的です。

詳しい理由は、職務経歴書や面接で説明すれば十分です。

パート・アルバイト勤務についても、職歴として記載して問題ありません。

特に、臨床検査技師としての実務経験がある場合は、むしろ記載すべきです。

免許・資格欄:臨床検査技師免許の書き方

臨床検査技師免許は、正式名称で記載します。

【記入例】
令和○年 ○月  臨床検査技師免許 取得

「臨床検査技師資格」ではなく、「臨床検査技師免許」が正しい表記です。

取得年月は、免許証に記載されている日付を確認しましょう。

その他、業務に関連する資格(細胞検査士、超音波検査士、認定輸血検査技師など)も記載します。

ただし、業務に関係のない趣味系の資格を多数並べるのは避けた方が無難です。

【余談】免許・資格名は正確に!
車の免許も正式には「普通自動車第一種運転免許」です。
私はこれで、エージェントから訂正依頼がありました(笑)

志望動機は履歴書にどこまで書く?

履歴書の志望動機欄は、簡潔にまとめるのが基本です。

職務経歴書で詳しく書く場合は、履歴書では要点だけを記載します。

【記入例】
貴院の「患者様に寄り添う医療」という理念に共感し、応募いたしました。
これまでの検査業務で培った正確性と迅速性を活かし、貴院の検査部門に貢献したいと考えております。

長々と書きすぎると、職務経歴書との内容が重複してしまいます。

履歴書では3〜5行程度にまとめ、詳細は職務経歴書に任せましょう。

本人希望記入欄はどう書くのが無難か

本人希望記入欄は、「貴院の規定に従います」と記載するのが最も無難です。

特に希望条件がある場合のみ、具体的に記載します。

【記入例】
・貴院の規定に従います
・勤務開始日について、○月○日以降を希望いたします
・週3日勤務を希望しております

給与や待遇についての希望は、この欄に書くよりも、面接で直接相談する方がスムーズです。

「空白のまま」にすると、「何も考えていない」と受け取られる可能性があるため、最低限「貴院の規定に従います」と記載しておきましょう。

「落ちる履歴書」になりやすいパターン

履歴書で落とされるのは、内容よりも、「書き方」や「伝え方」が原因になることが多いです。

・書類の不備、形式のミス(日付・写真の貼り忘れ、誤字脱字)
・空欄が多い(志望動機・自己PRがスカスカ)
・履歴書を使いまわしている(病院名だけ変えたような内容)
・応募先のニーズとスキルがズレている
・転職理由、志望動機がネガティブ(給与不満・人間関係の愚痴をそのまま書く)
・字が極端に雑、読みづらい(手書き指定の場合)

丁寧に書いていれば、基本的には大丈夫です。

「完璧」を目指すよりも、「マイナスになる要素がない」ことの方が大切です。

履歴書は「完璧」より「安心感」

こまで読んで、「結局、履歴書ってどこまで頑張ればいいの?」と思った人もいるかもしれません。

採用側の視点から整理してみましょう。

採用側の本音:最低限の確認ができればOK

採用担当者は、履歴書を「完璧かどうか」で評価しているわけではありません。

「基本情報が正確に記載されているか」

「形式的に失礼がないか」

「職務経歴書との整合性があるか」

これらが確認できれば、それで十分なのです。

履歴書で消耗しすぎる必要はありません。

履歴書で消耗しすぎない考え方

履歴書は、あくまで「確認書類」です。

力を入れるべきは、職務経歴書です。

そちらで、あなたの経験や強み、仕事への向き合い方を丁寧に伝えましょう。

履歴書は、基本を押さえたら、それ以上悩みすぎなくて大丈夫です。

力を入れるべきはどこか:それは絶対に職務経歴書!

転職活動で本当に評価されるのは、職務経歴書です。

履歴書で時間を使いすぎるよりも、職務経歴書の内容を充実させることに時間を使った方が、結果的に良い印象を与えられます。

履歴書は「基本情報を確認する書類」、職務経歴書は「強みを伝える書類」

この役割分担を意識しましょう。

職務経歴書の書き方はコチラの記事へ!

一人で不安なら、第三者に一度見てもらうという選択

基本を押さえて履歴書を書いても、「これで本当に大丈夫かな…」と不安になることはあります。

そんなときは、誰かに一度見てもらうだけで気持ちが楽になります。

自分では気づけない形式ミス

履歴書は、自分では気づきにくい形式ミスがあります。

・日付の記入漏れ
・誤字脱字
・写真の貼り忘れ
・職歴の年月のズレ

これらは、第三者に見てもらうことで、簡単に気づけることが多いです。

エージェント添削のメリット・デメリット

転職エージェントの中には、履歴書や職務経歴書の添削サービスを提供しているところもあります。

メリット
・形式ミスを指摘してもらえる
・採用担当者の視点でアドバイスがもらえる
・無料で利用できることが多い

デメリット
・エージェントによっては、定型的なアドバイスしかもらえない
・添削の質にばらつきがある
・エージェント登録が必要な場合がある

転職エージェントは、あくまで「選択肢の一つ」です。

エージェントを使うかどうかは、あなたが決めていいことです。

まとめ:履歴書はあくまで確認書類

履歴書は、「評価される書類」ではなく、「基本を確認する書類」です。

基本を押さえれば、それ以上悩みすぎなくて大丈夫です。

力を入れるべきは、職務経歴書。

そちらで、あなたの経験や強みを丁寧に伝えましょう。

一人で不安なら、誰かの目を一度借りるだけで、気持ちが楽になります。

応募書類が通過したら、次はいよいよ面接です!

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