「転職エージェント」と聞くと、リクナビやマイナビなど一般的なサービスを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実は、看護師・臨床検査技師・薬剤師など医療職に特化した専門の転職エージェントがあるんです。
(※そもそも転職エージェントって何?という方はこちらの記事をご覧ください 👉 転職エージェントとは?)
同僚にこの話をすると「そんなのあるの!?」と驚かれることもありました。
実際に利用してみると、自分に合う求人に出会える確率が大きく上がり、忙しい中でも効率的に転職活動ができます。
この記事では、医療職専門の転職エージェントの存在や特徴、利用するメリット・デメリットを、私の体験も交えてご紹介します。
「もっと良い職場があったのに…」と後悔しないために、ぜひ参考にしてください。
医療職にも専門の転職エージェントがあることは意外と知られていない
「転職エージェント自体は聞いたことがあるけれど、医療職専用のものがあるなんて知らなかった」
──そんな声を、私は何度も耳にしてきました。
医療職専門の転職エージェントは、一般的な転職サイトのようにテレビCMやネット広告で大々的に宣伝していないため、認知度が低いのかもしれません。
また、医療職は一つの職場で長く働く人が多かったり、知人の紹介など縁故で転職するケースも少なくないため、一般企業に比べるとエージェントの利用自体が浸透しにくい業界だといえます。
そのため、医療職に特化した転職エージェントの存在を知らない人は意外と多いのです。
医療職に特化した転職エージェントとは
転職エージェントに登録して受けられるサービス
- 登録完了の連絡
登録後すぐに担当者からメールや電話で連絡があり、面談の日程調整を行います。 - キャリアアドバイザーとの面談
オンライン・電話・対面のいずれかで面談を行い、転職理由や希望条件、職務経験、将来のキャリアプランなどを詳しくヒアリングします。 - 求人紹介
面談で得た情報をもとに、希望に沿った求人を紹介してもらえます。一般には出ていない非公開求人も含まれます。 - 応募書類の添削
履歴書や職務経歴書の書き方をアドバイザーがチェック・添削し、選考通過の可能性を高めるサポートがあります。 - 応募・面接対策
応募先の医療機関へ代理で連絡・手配をしたり、面接時の受け答えやマナーについてのアドバイスや模擬面接を実施します。 - 面接
実際の面接に進みます。面接後もフォローアップがあり、採用担当者のフィードバックを伝えてもらえることがあります。 - 内定・条件交渉
内定が出たら年収や勤務条件の交渉をアドバイザーが代行してくれます。 - 入職・アフターフォロー
入職後も相談にのってもらえ、長期的なキャリア支援や職場定着のサポートもあるエージェントが多いです。
転職活動が初めての人や忙しい医療職にとって、手厚いサポートが受けられるため安心して活動できることが特徴です。
医療職専門エージェントだからこそできるサポート
一般的な転職サイトと違い、医療職専門のエージェントにはこんな強みがあります。
・医療職の知識を持つ担当者がサポート
キャリアアドバイザーが医療資格や職務経験を理解しているので、「自分のスキルはどう評価されるのか?」を安心して相談できます。
・求人票ではわからない“リアルな職場情報”
人間関係や残業時間、教育体制など、実際に働いてみないと見えない情報を教えてもらえるのは大きなメリットです。
※私も実際、「ここのクリニックは休み希望が通りにくく、退職者が多い」などの情報を教えてもらいました。
・医療業界特有の事情に精通
医局制度や専門資格の価値など、医療業界ならではのルールや背景を踏まえてアドバイスしてもらえます。
・非公開求人や独占求人が豊富
一般の転職サイトには載らない好条件の求人に出会える可能性があります。
・条件交渉を代行してくれる
年収や勤務時間、当直体制など、医療機関との強い信頼関係をもとに、こちらでは言いづらいことを代わりに交渉してくれます。
・幅広い職種に対応
医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師など、医療業界のさまざまな職種に対応しているため、自分のキャリアに合った提案を受けられます。
・入社後のフォローアップも充実
転職して終わりではなく、定着やキャリア形成まで長期的にサポートしてくれるのも安心ポイントです。
医療職専門エージェントを使って感じたメリット・デメリット
私自身、医療専門の転職エージェントを何度も利用してきました。
その中で「ここが便利だった」「ここは注意が必要だな」と感じた点を、正直にまとめます。
メリット
・効率的に転職活動が進められる
自分のスキルや希望条件を伝えると、代わりに合いそうな求人を探してくれます。
私は登録してから1〜2日で複数の候補を紹介してもらえたことがあり、そのスピード感に驚きました
・非公開求人に出会える
一般には公開されていない求人を紹介してもらえるのは、専門エージェントならでは。
中には「これから公開予定の求人」を先に教えてもらい、応募できたこともあります。
・条件交渉を任せられる
給与や勤務条件は、自分ではなかなか言いにくいもの。
私は「副業が可能かどうか」を担当者に代わりに確認してもらい、とても助かりました。
デメリット
・担当者との相性に左右される
担当者の提案が希望とずれていて、合わないな…と感じたこともあります。
その時は担当を変えてもらい、解決できました。
・複数登録すると情報整理が大変
エージェントを複数利用すると求人情報が増えすぎて、かえって迷ってしまうこともありました。
利用してみて思うこと
転職エージェントを使ううえで一番心配なのは、やはり「担当者との相性」だと思います。
でも、もし「この人とは合わない」と思ったら、担当を変えてもらうこともできますし、別の会社に乗り換えることも可能です。
実際に使ってみて感じるのは、多少のデメリットはあるものの、メリットの方がはるかに大きいということ。
だからこそ、転職を考えるときにエージェントを利用しないのは、正直もったいないと思います。
まとめ|「知らなかった」から始めても遅くない
「医療職に特化した転職エージェントがあるなんて、初めて知った」という方も多いと思います。
でも安心してください。知らなかったのはあなただけではなく、多くの医療職にとって普通のことです。
大切なのは、今このタイミングで知れたこと。
それだけで、これからのキャリアの選択肢はぐっと広がります。
転職エージェントは登録・利用ともに無料ですし、「まだ転職するか決めていない」という段階でも情報収集だけで使うことができます。
まずは知ることから始めるだけでも、後悔のないキャリア選びにつながります。
私が実際に利用したエージェント
私が利用したのは レバウェル医療技師 です。
「超音波検査経験を評価してくれる求人」を紹介してもらえたのは、このサービスを使ったからこそでした。
登録や利用は無料なので、転職を迷っている段階でも情報収集だけでも十分価値があります。
実際に私がレバウェル医療技師を利用した体験談は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
➡ 「レバウェル医療技師を実際に使ってみた体験記」

