「自己PRが一番つらい…」
「書こうとすると、手が止まってしまう」
「何が正解なのか、全然わからない」
そんな風に感じているあなたへ。
それ、あなただけじゃないですよ。
真面目で謙虚な人ほど、自分を言語化することに抵抗を感じてしまいます。
この記事では、なぜ自己PRが書けないのかという理由を整理したうえで、読むだけで終わらず、実際に今日から手を動かして書けるようになる具体的なステップをお伝えします。
「上手に書く」ことよりも、「書く前の整理」が9割。
その手順さえ分かれば、誰でも自己PRは作れるんです。
なぜ自己PRが書けないのか
まずは「なぜ書けないのか」を整理しましょう。
自分を責める必要はありません。書けないのには、ちゃんと理由があるんです。
若手が書けない3つの理由
① 経験が浅いと思っている
「まだ3年目だし…」「先輩と比べたら全然…」
そう思って、自分の経験を過小評価していませんか?
でも、採用側が求めているのは「ベテランと同じレベル」ではなく、「あなたがどんな姿勢で働いてきたか」です。
年数の長さではなく、その中でどんなことを意識してきたかが大切なんです。
② 他人と比べてしまう
周りには資格をたくさん持っている人もいるし、学会発表をしている人もいる。
自分なんて…と思ってしまう気持ち、よくわかります。
でも、採用側が見ているのは「資格の数」や「華々しい実績」だけではありません。
日々の業務にどう向き合っているかこそが重要なんです。
③ 「すごいこと」を書かなきゃと思っている
「自己PRって、何か特別なことを書かないといけないんでしょ?」
いいえ、そんなことはありません。
むしろ「毎日やっていること」「当たり前にしていること」の中に、あなたの強みは隠れています。
ベテランが書けない3つの理由
① 当たり前すぎて強みと思えない
「検体の取り違え防止に気をつける」「異常値に気づいたら報告する」
そんなこと、当たり前じゃないか…と思っていませんか?
でも、その「当たり前」を確実にやり続けられることこそが、採用側が求めている能力なんです。
② 謙遜が染みついている
日本人特有の文化かもしれませんが、臨床検査技師は特に謙虚な人が多い職種です。
「私なんて…」「たいしたことないですよ」
そう言いたくなる気持ちはわかります。
でも、転職活動では事実を正当に評価して伝えることが必要です。
謙遜と事実の提示は、違うんです。
③ 言語化する訓練をしてこなかった
臨床検査技師の仕事は、基本的に「黙々と正確に」が求められます。
自分の仕事ぶりを言葉にして説明する機会なんて、ほとんどなかったはずです。
だから、いきなり「自己PRを書いて」と言われても困るのは当然。
言語化は技術です。
練習すれば、誰でもできるようになります。
結論:能力の問題ではなく、視点の問題
書けないのは、あなたの能力が低いからじゃありません。
「どこを見れば自分の強みが見つかるか」という視点を持っていないだけなんです。
その視点さえ持てば、自己PRは必ず書けます。
自己PRは「自分を盛る文章」ではない
ここで、大きな誤解を解いておきましょう。
自己PRは「自分をすごく見せるための文章」ではありません。
採用側が見ているのはここ
採用担当者が自己PRを読むとき、頭の中にあるのはこんな疑問です。
・再現性:この人は、うちの職場でも同じように動けるだろうか?
・現場での動き方:緊急時や忙しい時に、どう対応する人だろうか?
・チームへの影響:周りとどんな関わり方をする人だろうか?
つまり、「この人を採用したら、どんなふうに働いてくれるか」が知りたいんです。
そのための材料として、あなたの経験や考え方を提示するのが自己PR。
決して「すごい人アピール」ではないんです。
「質の高い検査を提供できる」と言い切るのが怖い理由
自己PRの添削を受けた時、こんなことを思ったことはありませんか?
「『質の高い検査を提供できると思います』って…こんなこと言っちゃっていいの?」
「なんだか自信過剰に見えないかな?」
その気持ち、すごくわかります。
なぜ言い切るのが怖いのか
日本人特有の謙遜文化もありますが、臨床検査技師は特に「自己評価=傲慢」だと感じてしまう傾向があります。
でも、自己PRは「評価」ではなく「材料提出」なんです。
「私はこういう経験をしてきました」
「だから、こういうことができます」
それを事実として提示するのが自己PR。
傲慢でも何でもありません。
実際、私自身もキャリアアドバイザーに添削してもらった時、最初は「こんなに強く言っちゃっていいの?」と不安でした。
でも、言われたんです。
「これは事実ですよね?だったら、言い切っていいんですよ」
その一言で、すごく楽になりました。
書けなかったのは能力不足じゃなく、「言い切っていい」と知らなかっただけだったんです。
実践編|まずは「書ける材料」を集めてみよう
ここからが本番です。
実際に手を動かして、自己PRの材料を集めていきましょう。
上手に書く必要はありません。まずは「思い出す」だけでOKです。
STEP1|評価されそうなことを探すのをやめる
まず最初にやることは、「すごいこと」を探すのをやめることです。
こんなものは、全部不要です:
- 資格(基本的なもの以外)
- 表彰
- 他人より優れていること
代わりに、こんなことを思い出してください:
✓ 毎日やっていたこと
✓ 無意識に気をつけていたこと
✓ よく頼まれていたこと
「そんなの、当たり前のことしかない…」と思いましたか?
それでいいんです。
その「当たり前」こそが、あなたの強みなんです。
STEP2|やってきたことを事実で書き出す
次に、あなたがやってきたことを箇条書きで書き出します。
※ここでは文章にしないでください。単語と数字だけでOKです。
書き出す項目の例
- 担当していた検査:生化学、血液、一般検査、心電図、エコー(腹部・乳腺)など
- 件数や頻度:生化学100件/日、心電図週100件、エコー10件/日など
- 環境:病院(300床)、健診クリニック、検査センターなど
- 受診者・患者対応:採血、検査説明、結果説明補助など
- チーム連携:医師への報告、看護師との情報共有、他部署との調整など
- 教育・指導:新人教育、学生実習指導など(あれば)
STEP3|「なぜそれを大切にしていたか」を考える
ここで初めて、「あなたらしさ」が出てきます。
質問は1つだけ。
「なぜ、それを意識してやっていた?」
例:若手の場合
Q:なぜ検体の確認を丁寧にしていた?
→ A:先輩に「最初が肝心」と言われたから。取り違えたら大変なことになるから。
Q:なぜわからないことをすぐ質問していた?
→ A:自己判断でミスするより、確認して覚える方が確実だと思ったから。
例:ベテランの場合
Q:なぜ説明を丁寧にしていた?
→ A:不安そうな受診者が多かったから。少しでも安心して検査を受けてほしかったから。
Q:なぜ正確さを重視していた?
→ A:後工程で困る人を減らしたかったから。医師の診断に影響が出ることを避けたかったから。
この「なぜ」が、あなたの価値観であり、仕事への向き合い方なんです。
STEP4|職場にとってのメリットに言い換える
ここが、「自己満」と「自己PR」の分かれ道です。
あなたの行動を、職場にとってのメリットに変換します。
変換ルールはシンプル
自分の行動 → 現場への効果
例:若手の変換例

例:ベテランの変換例

この変換ができれば、もう自己PRは9割完成です。
STEP5|テンプレに当てはめて完成
最後に、整理した材料をテンプレに当てはめます。
自己PRテンプレ
私の強みは〇〇です。
これまで△△の業務を通じて、□□を意識して取り組んできました。
その結果、◯◯という点で現場に貢献できたと考えています。
今後もその姿勢を活かし、貴院(貴施設)に貢献していきたいと考えております。
実例:若手(経験3年)の場合
私の強みは、正確性を重視し、確実に業務を遂行できることです。
これまで生化学検査と血液検査を中心に担当し、検体の取り違え防止や
ダブルチェックの徹底を意識して取り組んでまいりました。
その結果、ミスなく日々の業務をこなし、検査の品質維持に貢献できたと考えています。
今後もその姿勢を活かし、貴院の検査業務に貢献していきたいと考えております。
実例:ベテラン(経験15年)の場合
私の強みは、多領域の検査経験を活かし、現場全体を見て動けることです。
これまで検体検査から生理機能検査まで幅広く担当し、
緊急検査への迅速な対応や、他部署との円滑な連携を意識して取り組んでまいりました。
その結果、業務の滞りを防ぎ、チーム全体の効率向上に貢献できたと考えています。
また、新人教育にも積極的に関わり、後輩の成長をサポートしてきました。
今後もその経験を活かし、貴院のチーム医療に貢献していきたいと考えております。
ポイント
- 盛らなくていい → 事実を淡々と書くだけでOK
- 事実なら言い切ってOK → 「〇〇できます」と断言していい
- 長さは3〜4行でOK → 簡潔な方が伝わる
それでも不安な人へ
ここで、私自身の経験をお話しします。
実は私も、最初は自己PRを書くのが本当に苦手でした。
「『質の高い検査を提供できると思います』なんて、言っちゃっていいの?」
「自信過剰に見えないかな?」
「こんなこと書いたら、面接で突っ込まれたらどうしよう…」
そんな不安でいっぱいでした。
キャリアアドバイザーに添削してもらって気づいたこと
でも、転職エージェントのキャリアアドバイザーに添削してもらった時、こう言われたんです。
「これ、全部事実ですよね?だったら、言い切っていいんですよ。自己PRは自己満足じゃなくて、事実の提示なんです」
その言葉で、すごく楽になりました。
・言い切るのが怖かったのは、言い切っていい理由を知らなかったから
・書けなかったのは、能力不足じゃなくて、やり方を知らなかっただけ
そう気づいた瞬間、スラスラ書けるようになったんです。
真彩だから、あなたも大丈夫。書けますよ。
まとめ|自己PRは「才能」ではなく「整理」
最後に、もう一度お伝えします。
・書けないのは普通 → あなただけじゃない
・手順を踏めば誰でも書ける → 才能は不要
・一度形にすれば、次からは楽 → 最初の一歩が大事
自己PRは、才能ではなく「整理の技術」です。
この記事で紹介した5つのステップを、まずは一度試してみてください。
完璧じゃなくても大丈夫。手を動かすことが、一番の近道です。
そして自己PRが形になったら、次は職務経歴書の書き方もチェックしてみてください。
自己PRと職務経歴書がセットで整えば、書類通過率はぐっと上がります。



あなたの転職活動を、心から応援しています!
職務経歴書の書き方を知りたい方はコチラ↓



